一般皮膚科について
"皮膚科専門医が診療いたします。
「保険診療」を中心にアトピーやじんましんなど、一般皮膚疾患を診ております。
フォトフェイシャル ステラM22
この度、フォトフェイシャル ステラM22 を導入いたしました。
フォトフェイシャルとは IPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれる特殊な光を使用し、様々な肌トラブルを改善する光治療です。
しみや赤ら顔などの改善とともに、真皮層にも働きかけることでコラーゲンを増生し、肌のキメや質感を整えます。
マイルドな治療で、複数回繰り返すことでより効果が期待できます。
料金
1回 22,000円(税込)
このような方へおすすめ
・複合的なお悩みをお持ちの方
シミやくすみ、赤ら顔、毛穴の開きなど、幅広く対応している機器です。
・気軽に受けられる治療をご希望の方
施術時間は約15分で終了します。
・周囲に気が付かれずに治療されたい方
治療後、ガーゼや絆創膏の必要がなく、直後からメイク・ファンデーションも可能です。
・痛みの少ない治療をご希望の方
ゴムでパチンと弾かれた程度で、麻酔も不要です。
詳しくはこちらアトピー
全身の皮膚が乾燥し、とくに関節などこすれる部位を掻いてしまって、湿疹になる病気です。 個人の年齢、性格、生活条件などにより複雑な病態を呈します。
当科では保湿を主体とする塗り薬を広い範囲に塗って、 症状のひどい部位にはせまい範囲で強めのくすりを塗っていただくことで、無理なく、 症状をおさえてゆきます。治療には時間がかかるため患者さんの主体性や病気に対する気づきが大事になります。
薬の使用方法
最近ではある程度まで症状が悪化してしまった人の場合、ひどい時用の薬を1週間から10日ほど直接、
患部にたっぷり塗ってもらいます。最初から弱めを塗ってしまうと、有効成分が薄まってしまい、なかなか治らないことが多いです。
とりあえずダイレクトに、かつふんだんに強めの薬を塗ってもらい、
治ってきたところで弱めに切りかえます。
そうして、しばらくしたら、毎日塗っていた弱めの薬を週数回に減らしてゆき、それと同時にようやくスキンケアを開始いたします。
湿疹の薬は塗り始めの1週間から10日までが非常に効果が出るのですが、それ以上になると皮膚に耐用性が表れ、あまり効かなくなります。これはアトピー治療の盲点になっています。したがって最初の1週間に90%まで治すことがアトピー治療のコツです。
スキンケアとして有名なヒルドイドやワセリンや親水軟膏などは、あくまで肌が改善されている時に塗る化粧品に似た役割をするものです。湿疹病変がある時に塗り続けると、肌は改善されるどころか、悪くなる時もあるので気をつけて下さい。
計画的に進めることが何より大事です
アトピーの治療は外用剤を闇雲に塗ったり、やめたりしていても治らず、きちんとタイムテーブルにのっとり、計画的に進めることが何より大事です。
当院では他の施設、ステロイドを出し過ぎるところやまったく出さないのを売りにしているところなど、さまざまなところで治らなかった患者さんが大勢いらっしゃいます。
大部分の方は湿疹の薬の塗り方をあまり説明されていないようです。
重症の方には軟膏の湿布療法として、ガーゼや包帯で患部を覆ってしまいます。
薬の塗り方もスタッフが説明しております。
またスキンケアを長期間、毎日、塗るのはよほど真面目な方しか出来ないと思います。まずは強めと弱めの薬の二種類で皮膚の症状が落ち着くまで頑張ってみると、新しい展開が得られるでしょう。
とびひ
夏などの暑い時期に皮膚の湿疹局面を掻いて細菌感染を合併すると、とびひになります。 特に小さなお子さんは皮膚のバリアーが弱いため、わずかなキズからとびひになってしまいます。 じゅくじゅくした傷跡が急に体のあちこちに拡大してきたら要注意で、他人に感染するためプールや集団行動が制限されます。
悪化すると腎臓等に影響が出ることもあるため、治療には抗生物質を使用しますが、かゆみを止めることも重要です。引っ掻いた傷等は放置しないで早く治しておきましょう。
赤ちゃんの湿疹
当院には毎日、大勢の赤ちゃんが湿疹で来院されます。
頭の皮膚から顔全体、体、腕、足、足首の関節、膝のまわりが乾燥して、赤くひび割れていたり、縞状に赤い線が浮いている時もあります。
赤ちゃん自身は痒くて掻きむしるので、ますます顔が赤みを増して、傷だらけになります。
またある赤ちゃんはよだれが一杯出て、口の周りが真っ赤にただれていたりします。
適切なお薬を使用しましょう
小児科さんとかで薬はもらっているのですが、ワセリンや親水軟膏という保湿剤や弱すぎる薬ばかりであまり効果は出ていません。
時々、フェナゾールという痛みどめの塗り薬が出ていたりしますが、これは非ステロイド系の塗り薬で、長期間塗ることで起こるかぶれが心配です。
では何を塗るかというと、きちんとした湿疹の薬を十分な量、塗ります。まず一週間だけ塗ってもらい、赤みや湿疹をとりあえず抑えます。
もし、それを塗らなければ赤ちゃんはよりひどい病態である、とびひになったり、顔の皮膚を自分の爪でえぐって、傷をつくってしまうかもしれません。 そうなれば今度は抗生物質を飲む必要が出てきます。
まずは70%の軽快を目指しましょう
よく「強いくすりですか」、という質問をされる方がいますが、そういう時は強いというのがどういう意味かもう一度、考えてもらいます。
実は湿疹の薬は赤ちゃんの皮膚の下に隠れていてアレルギーを引き起こしている悪いリンパ球を消すのが目的です。
一週間ほど塗り続けると目的は達成できますので、その後は湿疹の薬はしばらく休んでもらいます。
この休むというのが非常に大事です。
もし強い薬という意味が副作用を起こすという心配ならば、
副作用を出してしまうような連続使用や塗ったり塗らなかったりというような無計画な使い方をしなければいいわけです。
湿疹を治し、なおかつ副作用を出さないように細心の注意をはらいながら治療するというのが、何より赤ちゃんにとって大事だと思われます。
そして70%の軽快を目指しましょう。
じんましん
疲れやストレスで体中に痒みをともなう、蚊に刺されたような皮疹が出現します。 時間がたつと、消褪しますが、 再発を繰り返します。 毛穴が開くタイプや擦ると赤くなるだけの機械性タイプなどいろいろな種類があります。
感染症やアレルギー、食物、薬剤など、いろいろな原因が考えられます。 内服薬を長期に、計画的に続けた方がよい結果を得られます。 最近、少量の血液で数多くのアレルギーを検査することが出来るようになりました。
にきび
若い方だけでなく、50歳過ぎの大人にもよく出来る、昔からある化膿性の皮膚病です。
以前は放置する若者も多かったですが、あまり、いい治療がなかったせいもあると思われます。
最近は効果的な新しい外用剤が出てきているので、使い方に注意しながら、上手に塗ると、かなりの効果が期待できます。
重症化してアイスピックというあばたになってしまうとなかなか回復が難しくなります。
重症例では、光線療法、ピーリング、ジェネシスピーリングなどを併用します。
他の医院であまり説明を受けずに治らなかった患者さんが大勢、いらっしゃいますが、
スタッフから詳しい薬の使い方、生活指導、洗顔の仕方をアドバイスされると、かなり軽快する方が多いです。
ベピオゲル
にきびに対する新しい塗り薬で一日一回塗ることで皮膚のあらゆる細菌を消し、詰まり気味の毛穴の通りを改善します。
ただし、漂白作用があるので洋服とか髪につかないようにしてください。少し赤みや皮膚が乾燥する時があります。
デュアック配合ゲル
一番新しいニキビの外用剤です。
ディフェリンゲル
ニキビの初期である面疱に作用し、毛穴の詰まりを取り除き、ニキビの進行を防ぎます。
次のような方は、このお薬を使用しないでください
(このお薬での治療中に妊娠を希望する方も、使用をお控えください。)
治療中に守っていただきたいこと
塗りはじめにあらわれる副作用
ディフェリンゲルの使い方
- 洗顔料を手にとり、よく泡立て、泡で顔全体を包み込むようにやさしく洗ってください。
- 洗顔料を残さないように十分洗い流し、柔らかいタオルでこすらすに軽く押さえるように水分を拭き取ってください。
- ディフェリンゲルをニキビとその周囲に、適量を塗布してください。
- 塗り終わったら、手を洗ってください。
※前日に塗り忘れた場合でも、用法・用量どおり就寝前に使用してください。
※1日に2回塗ったり、1回に2回分を塗ったりしないでください。
ディフェリンサイトでは使い方を動画で紹介しています!
詳しくはこちらイボ
ウイルスでうつる病気です。手でかくとひろがることがあります。
液体窒素療法を施行しますが、特殊なぬり薬を併用することもあります。 首などの小さなポツポツは色素沈着を起こしやすいので漢方薬の内服を併用しながら、液体窒素やデルマトロンという機械で処置します。
水イボ
小さい子の皮膚にできる肌と同じ色のぷつぷつとしたイボです。
一般に様子をみてください、と言われることも多いようですが、放置すると広がってしまい、手におえなくなるときがあります。
消毒や塗り薬でも上手に治らないことが多いので、麻酔テープを貼って痛みを軽くしてからつまみとります。
ふけ症
顔や頭の皮膚が赤くなってカサカサしてきます。脂漏性皮膚炎という病気の時が多く、にきびと同じく生活改善が大事です。
湿疹の薬で改善しますが再発することが多いです。
水虫の塗り薬をシャンプーのときに使ってもらうこともあります。
水虫
微生物の感染でおこるので赤ちゃんでもなります。
足の指の皮膚がむけたりします。かゆみがない例もあります。
水虫だと思っていてもダニが住み着いていたり、湿疹のときもありますので正確な診断が大事です。
水虫の塗り薬はかぶれやすいので塗っていて赤くなったら中止します。日頃から足をごしごし洗わないことが大事です。
うおのめ
よく歩く方や運動する方の足裏や足指に芯をともなった硬いできものが出来て、押すととても痛いです。
スピール膏という角質を溶かすクスリを一週間剥がれないように頑丈に貼って柔らかくしてから、はがし取ります。
あるいは液体窒素という薬品で凝固させますが、多少の痛みを我慢すれば十数回ほどで小さくなります。
ホクロ
良性か悪性かの診断が重要になるので、大きかったり、変な形をしていたり、血がでていたり、悪性が疑われる場合は関連病院に紹介いたします。 良性の判断ができる場合は手術で切除します。
巻き爪
おもに足の指の爪が肉に食い込んで痛くなる病気です。
長時間、重い荷物を持ったり、窮屈な靴をはいたりするとなることがあります。
治療法は各流派によりいろいろありますが、概して値段が高くなるのが難点です。
爪が少しの間、黒くなりますが、古典的硝酸銀療法を何回か続けて治ることが多いです。
重症の場合は局所麻酔後、レーザーもしくはメスで爪を変形、あるいは切り取ります。
赤ら顔
女性に多い病気で、紫外線過敏や膠原病を除外する必要があります。
漢方薬、ビタミン剤、自立神経調整剤、注射等で対処します。治るまで少し時間がかかります。
夜中に無意識で顔をかいたり、お化粧を拭きとるタイプのクレンジングでこすって落とす人、睡眠時間の短い人に多いようです。
何よりも顔の皮膚に刺激を与えないことです。
やけど
創面を乾かさないように外用剤とガーゼで保湿します。
乾かさないでいると皮膚が再生されてゆきます。
網目のあるガーゼをはって消毒するだけでは治りにくいことが多いです。
低温やけどは治るのに時間がかかります。
膝より下方のやけども時間を要します。
帯状疱疹
顔や体の半分の側に突然、赤い水ぶくれや赤い斑点ができて、痛みをともなうことの多い病気です。
抵抗力が弱くなった時、過去にかかった水ぼうそうのウイルスが悪さをするものです。できるだけ早期に飲み薬を内服し、皮膚を保護的に扱うと、痛みが残ることが少ないです。
皮膚に何も症状が出ずにひりひりした神経痛のみ出現することがあり、その場合は診断が難しくなります。それでもなるべく早期に治療を開始したほうが後遺症を残さずにすむようです。
多汗症
多汗症 日常的に脇汗や手汗が過剰に分泌され、生活に支障が出るような方に、 今までもボトックス注射がありましたが、費用が高いのが少し問題でした。
今回、脇の汗のボトックス注射が保険適応となり、 少ない経済的負担で治療を受けられることが可能になりました。まず、診察を受けられ、 制汗剤で対処できなさそうで、一定の診断基準を満たした重症な患者様が注射適応となります。
注射は細い針で片方の脇に十数か所うちます。痛みは個人差があるものの、 氷水で冷やしながら施行するので、それほど強くないです。効果は半年から9か月と言われています。
ゼオミン
アラガン社ボトックスを何回か続けると、ボツリヌスに対する抗体が産生され、効果が出なくなるという意見があります。
この点を気にされる方のために、抗体ができにくいタイプのゼオミンも用意しました。
料金
両脇 アラガン社製 ボトックス使用 (※保険適応) |
3割負担 約32,000~35,000円 |
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両脇 韓国製 (保険適応外) |
28,000円 |
両脇 ゼオミン (保険適応外) |
38,000円 |