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日本医科大学の船坂陽子先生にお話を伺いました。

先日、日本医科大学の船坂陽子先生のお話を聞く機会にめぐまれました。

しみ治療のお話でしたが、肝斑の内服治療で、今、もっとも使われているトラネキサム酸(トランサミン)がいかに役に立つかということを再認識しました。

トラネキサム酸はメラニンをつくる細胞(メラノサイト)の働きを弱めて、メラニン色素(しみを黒く見せる物質)の量を減らす働きがあることがわかっています。同時に小さい血管の炎症を抑えて、結果的にしみを薄くします。

それだけでも素晴らしいのに、トランサミンにはさらにメラノサイトにメラニンを作らせる仕組みを遮断する働きがあることもわかってきたそうです。
つまり、どうやら真皮下層(皮膚の下のほう)からメラニン色素を作れという命令がメラノサイトに届けられているらしいのですが、トランサミンはそこの命令系統までストップさせることが出来る優れものだそうです。
ですので、しみに悩んでいる方はビタミンCだけでいいや、などと思わずに、ぜひともトランサミンも飲んでもらいたいものだと思いました。

2015.06.11

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